現場仕事では、作業員に指示する立場のリーダーが存在するのが事実で、必ず上位役職者である職長がいます。
その責任は作業員のスムーズな作業を行えるように指示するほかに、作業する上でも安全な労働衛生環境の実現を行います。
それ以外にも現場作業には常に身の危険が発生することも多いため、作業員の安全管理の徹底を図ることや、労働者の体調管理なども職長の仕事になります。
誰でもが現場で作業を積み重ねていけば、職長的な立場になることもできますが、より具体的な職長の仕事を把握する上でも職長教育を別に行うことは必要不可欠です。
このセンターでは、こうした現場でリーダー的な立場である職長教育を施すことができる体制が整備されています。
確かに長年の現場で作業をし続けた体験や実績、作業員との人間関係などが安全衛生にも貢献することは確かですが、それでは足りないことも多いです。
法律に規定されている安全のための義務を知らなければならず、未然に労働災害の防止を図るにはどのように工夫していくかを検討しなければなりません。
職長の勘による意思決定に頼っているだけでは、真に安全を図ることもできないため、安全管理のためのプロセスを大切にします。
職長教育には、テキストに基づいて講習を受けることで習得することを基本としますが、それを現場に持ち帰ることで即座に実践にも活用できることが教育されます。
職長の業務を行う中での意外な盲点・課題なども丁寧に教えてくれるので、教育を受けたことを現場に活かし、さらに工夫することで安全衛生管理を徹底させることも可能です。